バァーナホームでは新築を建てたお客様から実際にお叱りをうけた内容とその対応について包み隠さず公開しております。

棟上げは今のところ二月八日の予定だが、コンクリートの検査次第では、基礎工事をやり直さなければならない。

そうなれば一か月くらいは工事が延びるだろう。
このことを金本氏に伝えると、金本氏もバァーナの社長から聞いていたのか、「社長も心配されていましたよ。」ということ。

続けて、「あの社長の気質からすれば、気にいらない工事は絶対にやらない人、基礎をやり直すくらいのことはやるでしょう。」と加えた。

そういえば、年末の新聞記事に大きく載っていたのを思い出した。
その内容はこうだ。

阪神大震災で自宅が半壊したのは設計・施工ミスが原因として、芦屋市の男性が、大手ハウスメーカー「ＭＩホーム」に七千六百万円の支払いを求めた訴訟で、神戸地裁が判決で「『補強が必要』としていた施工前の地質調査報告書を同社が改ざんし、地盤改良を怠ったため被害が拡大した」と認定。

同社に補修費や慰謝料など二千九百万円の支払いを命じた。
裁判長は判決で、同社の依頼を受けた地質調査会社が、報告書で「補強が必要」としていた記述を「ＭＩホームが削除して改ざんした」と認めた。

さらに「地盤補強の必要はないと男性にうそを言い、地盤改良工事を怠った。誠に遺憾な対応」と厳しく非難。
施工ミスがあったことも指摘し、「構造上の安全配慮が不十分で、建築基準法施工令に違反する。」と判断した。
平成１４年１２月３日（火）毎日新聞夕刊（抜粋）

家を買うなどは、一生のうちで何度もない大きな買い物である。
専門的な知識の薄い消費者は、どうかすると「大手メーカーなら大丈夫」という神話に頼りがちだ。
この記事を見たり、今回のバァーナ社長の対応などを見たりしていると、「ブランドだけを信じてはダメ」ということがよく分かる。

次は【万全だった基礎工事】です。

• <前へ
• 一覧に戻る
• 次へ>