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金銭感覚を大切にして、コストダウンを

「家」というのは何千万という普段は目にしない金額でのお買い物。
ここ数カ月、何千万円という金額ばかり目にしていた、あなたの金銭感覚はおかしくなっていませんか？

5万円、10万円は安い？

大まかなプランが決まり、やっと台所や風呂など、設備の仕様を決める段階に入ります。
一生のうちに何回も建てられるものじゃないし、「あれも、これも」とついつい欲張ってしまいがち。
これは、ある程度、仕方のないことでしょう。
ですが、毎日何千万という金額を見ていて、金銭感覚が麻痺していませんか？

2000万円の家を買うのに、5万円、10万円のオプションなんて安い、安い！となって、いませんか？
こんな感覚で、打ち合わせを進めていくと、最終的にかなりの価格アップになってしまいます。
では、そうならない為には、どうすればよいのでしょうか？

費用対効果を考えて、ひとつずつ判断

まずは、営業マンに、付けたい物をどんどん伝えてください。
もちろん、予定の金額を伝えた上で、ですよ。
数日後、見積もりが上がってきます。
各オプションの値段をしっかり聞き込み、さあみんなで家族会議。

本当に必要なのか？
使用する頻度は？
市販品で我慢できないものなのか？
余裕が出来たときに買い足せないものなのか？
などなど、を考えながら、優先順位をつけていきます。

例えば、各部屋につけたクローゼット、仮に１カ所12万円とすると、置き家具と比較して、安いのか？
子どもが大きくなるまで、しばらく使わない部屋であれば、使うときに家具を購入した方がよいのではないか？
台所につける、ビルトインタイプの食洗機はその分収納力が落ちるので、半額で買える市販の据え置き型食洗機にしてはどうか？などなど。

金額とのバランスを考えながら、ひとつずつ冷静に判断してみましょう。

追加工事について

最後に、少し話は逸れますが、追加工事について。
追加工事を出さないことも、無駄を省いて、予算を抑える方法のひとつです。

しかし、家の出来上がりのイメージを完璧に持つなど不可能だし、後からどうしても、もう一度やり直ししたいところが出てきたりします。

追加工事を出さないことに、躍起になるよりも、あらかじめ、工事のどの段階なら、安い費用で追加工事ができるのか、確認しておいた方が、心にゆとりができるかもしれませんね。