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なぜ家を建てるのですか？

家づくりの話を進める上で、絶対に忘れないでいてほしいこと。それは、「どうして家 を建てようと思ったのか？」という最初の動機と目的です。
家づくりの話が具体的になっていくにつれ、予算やプラン・デザインのことで頭がいっ ぱいになり、ついつい最初の目的を見失ってしまうことがあります。

予算やプランやデザインがいくら思い通りに仕上がっても、最初の目的が達成されなければ「あなたにとってのいい家」、にはなりにくいですよね。

家を建てようとした理由をもう一度考えてみよう

どうして家を建てようと思ったのか？

あなたが家を建てようと思った理由はなんですか？
・結婚と同時に新居を構えたいと思ったから。
・現在住んでいる家が、手狭になったため。
・現在住んでいる家が老朽化してきたため。
・二世帯同居するため。
・バリアフリー住宅にするため。
・仕事も家庭も落ち着いてきて、そろそろいい頃だと思ったから。
・資金面での目処がついたから。
・マンション生活に不自由を感じ始めたから。

現在、お住まいになられている家への不満をチェックしてみましょう。
・老朽化し、あちこち傷んでいるので住みづらい。
・間取りが悪い。
・耐震性が低いように思う。
・狭い。
・陽当たりや風通しが悪い。
・子どもが成長したので、部屋が足りない。
・いろいろな設備の使い勝手が悪い。
・品物に対して、収納スペースが少ない。

優先順位に迷ったとき、「どうして家を建てようと思ったのか？」に立ち返ってみると、 案外簡単に答えが出てくるでしょう。

不満な所を、点検してみよう

今の家の脱衣場は、狭くて着替え辛い、と思ったとき。
着替えを楽にできるにはあとどのらいの広さが欲しいのかを考えましょう。
実際に着替えの動作をしてみて、自分が手を伸ばしたときの長さを測ってみるのもよいでしょう。
手を伸ばしてもぶつからないようにするには、あと◯◯cm必要、という事が解るでしょう。

同じように、色々なところを測ってみましょう。
お風呂自体の広さは？
浴槽の大きさは？
玄関はどうか？
廊下は狭いのか広いのか？
収納の広さは、などなど
現状を測ってみて、それが快適ならば、新しい家の基準にもなります。
広げたい場合は、あと何cmぐらい広げたいか？を考えてみましょう。

この他にも、新しい家でも使う予定の家具、トイレに座ったときの壁とドアとの距離、 洗面台の高さなどなど、測れるものは何でも測っておいて、メモにしておきましょう。
はじめは、あと何cmぐらい、と言われてもわからないかもしれません。そんな時はもちろん、ご相談ください。
　
相談するにしても、具体的な数字がある方がお互いにイメージしやすくなります。
そして、測ったり考えたりすることを繰り返すうちに、だんだん必要な長さがわかるよ うになってくるでしょう。