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地震があるから仕方ない?
日本の家は、欧米の家に比べて寿命が短い、と言われています。
日本は地震大国だから、その分建物の寿命が短くても仕方がない?
いえいえ、日本と同じように、地震が多い、カリフォルニアやイタリアと比べても、やはり日本の建物の方が、寿命が短いのです。一体どうしてなのでしょうか?
家の寿命を延ばすには、基礎をしっかり築くこと
建物が劣化する理由は、大きく分けて2つあります。
ひとつは、地震や風など、外からの力。
もうひとつは、建物を支える重要な部分が腐ってくる、という内側の問題。
地震や大型台風などで建物が倒壊してしまい、やむなく建て替えるというケースもあります。
しかし、家を建て替える理由で多いのが、長年のうちに建物に少しずつヒビが入り、だんだん傾いてきてしまった、というものです。
これは、外からの力ではなく、建物の内側の問題です。
建物にヒビが入ったり、傾いたりする場合、そのほとんどが、基礎が基礎の役割を果たしていません。
それまで田や畑・沼だった、柔らかい地盤の土地に、他の場所から土を運んできた、住宅地などでは、部分的に地盤沈下が進んでしまい、建物が傾いたり、ヒビが入ってしまったりするのです。
家を建てる際には、事前の地盤調査と、その地盤に応じた地盤補強、基礎工事がとても重要です。
湿度が高いから家が長持ちしない?
建物が劣化する理由の二つ目。建物を支える重要な部分が腐ってくる。
では、なぜ日本の建物は腐りやすいのでしょうか?日本は高温多湿だから仕方ない?
これもそうとは言えないのです。
日本の家は腐りやすい建て方だった!?
日本は高温多湿の国だ。よく言われることですが、これは夏に限ったこと。一年を通してみれば、実はそうでもないことがわかります。
こちらの資料を見てください。
■世界の都市の年間平均湿度
都市 湿度(年平均)
東京 63%
北京 60%
ソウル 68.5%
ワシントン 64.3%
サンフランシスコ 73.7%
ローマ 74.8%
アトランタ 68.3%
ベルリン 75%
※東京天文台編纂 理科年表 平成21年版より
世界の都市と東京の年間湿度を比べると、東京は低い方なのです。
このデータだけをみれば、サンフランシスコやローマの方が、日本よりもずっと建物が腐りやすいということになります。
ですが、実際にはそんなことはありません。
残念ながら、これらの都市と比べても、日本の建物の方がずっと腐りやすい。
じゃあ日本は木造建築だから?これも違います。
ツーバイフォー工法の本場カナダでも、アメリカでも一般的な住居は木造です。
では一体何故?
これはもう、日本の建物が腐りやすい建て方で建てられており、腐りやすい使い方をしていたと認めざるを得ません。
では、なぜこのような憂うべき状況となっていたのでしょうか?
原因は湿度じゃない!腐りやすい原因は「結露」
日本の家は「腐りやすい建て方、使い方になっていた」。それはなぜか?
日本の家が腐りやすい原因は、結露です。
特に、壁の中の結露は、土台や柱を腐らせる原因となってしまいます。
当たり前の話ですが、土台や柱が腐っていると、地震や台風で倒壊しやすくなります。
では、この結露を防ぐには、どうすればよいのでしょうか?
ペーパーバリアをきっちり施工して、壁の中に水蒸気が入らないようにしましょう。
ペーパーバリアとは、ポリエチレンシートなどで壁を覆い、壁の中に部屋の湿気が入り込まないようにするものです。
とはいえ、コンセント周りなど、水蒸気の進入を100%防ぐことは難しいのです。
要するに、壁の中の構造材を露が発生する温度以下に冷やさなければよいのです。
家全体を断熱材で覆ってしまうのもひとつの手。
家の中と構造材の温度差が小さくなって、結露が発生する可能性が低くなります。
また、最近では「通気工法」と言って、壁の中に常に新鮮な空気を通し、湿気を屋外に排出する工法もあります。
人のいる場所だけを温め、トイレや台所、洗面所は極端に寒い、という状況をなくす。
建物全体を温め、家の中のどの部分も、ある程度一定の室温を保つ、温度のバリアフリーも有効な手段といえるでしょう。
日本の家が腐りやすい原因は結露です!
できるだけ結露を防いで、少しでも長持ちする家にしましょうね。
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