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どの場所がいい…　地震に弱い所はどこ…？

誰しも、地震は怖いもの。
せっかく、家を建てるには、丈夫な土地を選びたいですよね。
でも、大阪周辺の土地の強さは、あまり良くない所が多いのも事実です。
北摂地域は、大阪でも山側に位置していますので良い方なのですが、それでも４０～６０％位の土地の地盤の強さは、おせじにも強いとは言えないでしょう。

周囲の環境も、まあまあだし。
子供の学校の事も考えると、ここでいいのかも…。
通勤にも、毎日の買い物にも不便はないだろうから…。
あちらこちら、いろいろと土地をみてまわったけど…、全ての希望がかなえれる…そういう土地は、１００％ありえません。この土地に決めようかな…？

地盤が弱くたって、家は建てられます。
地盤の補強工事を、しっかりと行えば、充分強い建物をつくれます。
しかし、地盤の補強工事は意外とお金がかかてしまうものです。
杭の補強工事ともなると７０～１２０万円位かかることもあるのです。

資金計画におおきく関わってくるところなので、今から土地の購入をお考えの方は是非購入前に現地周辺を散歩がてら、歩いてみませんか。

水が大敵…

物の硬さは水分の量で決まると言われています。
たとえば、木綿豆腐と絹ごし豆腐を皿に盛って、皿を揺らしてみましょう。
水分量の多い絹ごし豆腐のほうがよく揺れるのがわかるでしょう。
地盤でも同じように、土の中に含まれる水分が多いほど揺れやすく、地震に弱い地盤と言う事になるでしょう。

水分量の多い地盤は軟弱で危ない地盤といわれています。
では、水分量の多い場所とは？

水は高きから低きに流れる、ので、周囲より低い場所に水は溜まるでしょう。

周辺の土地よりも低い場合は、かなり危ないと考えてもいいでしょう。

土地の高低差を感じよう！

土地の高低を見るためには歩いてみるのが、一番よく解ると思います。
又、自転車で走ってみると歩くより高低差を感じやすくなるので、ぜひ試してみましょう。
その他、付近の高い建物に登って周囲の状況を見て、高低差を確認してみるのもいいですよ。

現地周辺、散歩のススメ！

軟弱地盤に建っている家は不同沈下を起こしやすいもの。
そこで現地周辺の古そうな一戸建てを敷地外から観察してみましょう。

・　建物が明らかに沈んでいる、又は傾いている。
・　外壁、基礎にクラック（ひび割れ）がある。
・　玄関ドアや網戸などの建具がゆがんでみえる。
・　基礎の床下換気口周辺に離れた距離から見ても分かるほどのクラックが見られる。
等は地盤の状況があまり良くないことを示しています。

現地周辺の道路その他観察してみましょう。

・　門柱が傾いている。
・　ブロックの塀が傾いている。
・　道路面が波打って凸凹だ。
・　道路側面の側溝が割れている。
・　マンホールの蓋だけが道路から凸と出ている。
・　路面がひび割れている。
・　電柱が垂直に立っておらず、あちこちを向いている。
などなども危険信号です。

擁壁はとくに注意！！

傾斜地では、良くみられる擁壁（斜面の土が崩れるのを防ぐために設けられる壁）もチェックしましょう。
傾斜地を造成する時には斜面に土を盛って作る盛土（もりど）と、土を切り取って平地を造る切土（きりど）の２種類があり、それに応じて擁壁の作り方は異なります。

盛土では斜面に盛った土が崩れないように垂直に支えるタイプが多く、切土では切り取った部分が崩れないようにブロックで斜めに抑えるタイプが多く見られます。

鉄筋コンクリートの部分と上部に積まれたコンクリートブロックの間がずれていたり、ブロックが手前に傾いていたり、目地がずれているなどの変形が見られたら避けたほうが無難でしょう。
建物が沈下するだけでなく、地すべりや倒壊の危険も考えられるからです。

ただし、盛土、切土については専門家でも見ただけでは分からないこともあるので、別途詳しく調査をした方がいいでしょう。

ともあれ、気に入った土地は見つかった。地盤は少し良くないかもしれない。
そんな時でも、地盤の補強さえキチンと施工すれば、いい家は建てられます。
地盤の調査をしてから、地盤の補強が必要なのか、不必要なのか判断することになるのですが、補強金額の予算は確保しておきましょうよ。

不必要の時は、預金が増えるだけですから、将来のローン返済にでもまわしましょうよ。