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素人なんだから！

いくつかの会社から上がってきたプランやイメージ図、デザイン画を見ているとわくわくしてきますよね。
どれがいいかな？そうだ、見積書も合わせて見てみよう！開いた見積書には、訳のわからない専門用語がズラリ。
「説明を聞いてもなんだかよくわからないなぁ。
けど専門的なことだし仕方ないか」。なんて思わないでください！

質問攻めで営業マンの誠意が分かる。

説明の途中でわからないことが出てきたら、少々面倒でもそのままにしないでください。
見積書に並んだ専門用語も、営業マンの説明を聞きながら、ひとつずつ紐解いていきましょう。
あなたの家がどんなもので構成されていて、何にいくらかかっているのかを勉強する良い機会です。

こんなに質問攻めにして、営業マンは嫌がらないかしら？なんて心配はいりません。
良い営業マンであればあるほど、熱心に丁寧に説明してくれるはずです。
これから二人三脚で家づくりに取り組むあなたに、家のしくみについてしっかり理解してもらえることは、より良い家づくりに繋がるからです。

あなたの質問に対して、いい加減な答えを口にしたり、誤魔化したりするような営業マンには要注意！そんな人とは良い家づくりなどできません。
逆に、例え即答できなくても、わからないことはわからないとハッキリ言って、一度会社に持ち帰り、先輩や各業種のプロの意見を聞いたり、専門書などでしっかり調べたりしてくれる人なら信頼できますよね。

質問をすることで、その営業マンの誠意や姿勢を見極めることもできるのです。
また、このときの態度で、問題が起きたときの対応も何となく想像できますよね。
わからないことが出てきたら、
「わたしは素人なんだから、素人でもわかるように説明してください」。
とひと言。このセリフ、家づくりでは結構役に立ちますよ。

どうして高くなるのか？

建物本体の価格を示すのに、よく使われる「坪単価」。
広告に掲載されている「坪単価○○万円」というのは、あくまで“標準となる家の価格”
家の大きさや間取りが変われば、その価格が上がっていく、なんてケースも少なくない。
なんとなく理解していただけたかと思うのですが、
ここでもう一度、整理してみましょう。

坪単価を決定する３つのもの

坪単価を決定するものは、大きく分けて３つです。

１．建物の大きさ

費用のかかる台所や風呂は、建物の大きさに関わらず、普通１ヶ所です。ということは、大きくなればなるほど、坪単価は下がります。

２．設備や材料などのグレード

これは当然、良い（高い）材料やグレードの高い設備を入れると上がります。
その逆も同じことです。

３．建物の形

これが一番曖昧かもしれません。
簡単に言うと、建物がＬ字になったり、細長くなったりすると、正方形の建物と比べて、価格が上がるのです。

お客様にわかりやすく説明できてこそプロ

ということは、金額が厳しい場合や、同じ金額で床面積を大きくしたい場合、本体の基本価格のみで収まる、四角い総２階タイプが望ましいでしょう。

と、ここで注意したいのが、そのときの営業マンとの会話。
「家の形を総２階ではないものにした場合、これぐらい金額が上がりますよ」という話の後、専門用語だらけの、よくわからない見積書を渡される。

これでは、これが本当に適切な値段なのか、判断できません。
プロならば、誰にでもわかりやすく、きちんと説明できなくてはならないでしょう。
難しいことを易しく説明できる営業マンこそが、真の営業マンなのです。