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失敗しない家づくり、とは

これまで、家づくりについて色々とお話してきましたが、それも全て「失敗しない家づくり」を進めてほしいからこそ。

出来うる限りの選択肢を知った上で選ぶ。

失敗しない家づくりとは、出来うる限りの選択肢を用意し、費用対効果や要望の優先順位、限られた予算をどう割り振るかを検討した上で、取捨選択し、全てを納得した上、
で最良の家を建てることである。

いきなり結論を言ってしまいましたが、言葉にしてみると、ごくごく当たり前のこと。

でも、現実的には、「金額の膨らむこと」を避けがちです。新たな選択肢を知れば知るほど、見れば見るほど、金額は膨らんでいきます。

でも「知らなかった」のと「知っていたけど、納得して諦めた」では、全く違います。
自分の家を建てた後、知人の家で「あれ、こんなに便利な機能があったの？」と気付く。
「ちょっとした金額差でできたのよ」なんて言われたら、悔やんでも悔やみきれません。

事前に提案を受けていたとしても、熟考の末、不採用だったかもしれない。
けれど、知った上で決めたなら、納得できますよね。

例えば、こんな時どう思いますか？

もう少し、具体的な例をご紹介しましょう。
システムキッチンに内蔵されたビルトイン食器洗い乾燥機には、大きさが数種類あります。
不親切な営業マンは「オプションになりますが、食洗機はつけますか？」だけで、大きさまでは聞いてくれないかもしれません。

家族が多い場合、小さいものでは入りきらないこともあります。
せっかく食洗機をつけたのに、いつもいくつかは手洗いしなくてはならない…としたら、これも、納得した上でなら、後悔はしませんが、知らなかっただけなら…。

営業マンの引き出しの数が決め手

もちろん、自分で勉強すれば、その分選択肢は増えるでしょう。
ただ、「出来うる限り全て」を知るのは難しいでしょう。
となると、営業マンの引き出しの数が決め手になります。

商品知識だけでなく、その使い心地、空間を捉える感覚やデザイン力、収納のアイデアなどなど。
もっと根本的なことで言えば、構造強度もしっかりアドバイスしてほしいものですよね。
あなたの要望を実現するために、構造的に弱くなってしまった場合「この部分は、構造的に弱くなりますが、いかがですか？」と確認してほしいとおもいませんか？。

そして、そのメリットやデメリット、リスクなども詳しく教えてほしい。
でも、そこまで話してくれる営業マンは、まだまだ少ないのが現状です。

構造の話は、命に関わる大切なこと。もし、あなたが営業マンの身内なら、きっと話してくれたはずです。
「これから家を建てるのは、自分の身内」そんな気持ちで、向きあってくれる営業マンを見つけましょう。