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庭や塀、門など全てふくめて「家」

「家」とは、決して建物だけを指す言葉ではありません。
門、ガレージ、庭、塀など全てを含めて「家」ではないでしょうか。

外観デザインをするとき、外壁の色や素材をどれにするか色々悩んでしまうと思います。
このとき、建物単体で考えるか、門や、玄関までのアプローチ、塀、周りの植栽など、建物を囲む要素を含めて考えるかで、デザインの幅が随分違ってきます。

例えば予算的に、あなたが当初希望していた、装飾的な外壁にすることが難しいとします。
そんなときには、建物自体の色や素材をシンプルなものにして、門や塀を装飾的なものにしてみることで、思い描いていたイメージに近いもが出来上がるかもしれません。
また、玄関までのアプローチや庭のデザインを工夫して、個性的な家にすることが、できる事もあるでしょう。

建物だけではなく、全体を見てイメージしよう

「家」を建物だけで考えるのではなく、土地・建物全体を思い描いて、家づくりを考えてみませんか。
そのとき、もし予算が足りなくても、少しずつ庭の樹木や花を増やし行く中で、イメージ通りの家が完成することもあります。

住宅雑誌などで、気に入った家を見つけたときには、建物だけでなく、全体をよく見てみましょう。
家を囲む塀は、どんなデザインなのか？門から玄関へのアプローチはどうなっているか？
庭はどんなデザインなのか？などなど、建物を取り囲む全てのものを見るくせをつけておくと、自分の家のイメージも膨らみやすくなります。

また、「この家がいい」と思うときは往々にして、建物だけが良いわけではなく、それを取り囲むものも気に入っているものです。
建物がどんなに素晴らしくても、それを囲むものが美しくなければ、素敵な家とは言えません。

「家づくり」とは全体をデザインすること。
もう一度考えてみませんか。