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円・四角･三角…

この頃の住宅の天井の高さは、ひと昔と違って2600mm～2700mmと高い天井を採用している住宅会社もでてきました。
暖房効率が少し悪くなるのは、いたしかたないとしても吹き抜けの天井と同じように、高い天井も魅力ですよね。
ところで、部屋の床の形は正方形や長方形が多いのですが、なぜ？…なんでしょうか。
部屋の床の形と、それぞれの部屋の壁の量をくらべてみましょうか？

円・四角･三角…部屋の床の形によって壁の長さが…

床面積１０㎡の部屋は、約６帖の部屋の面積に相当します。
円形の部屋、四角形の部屋、三角形の部屋それぞれ１０㎡として、かく部屋の壁の長さを比べてみましよう。



円形の部屋の壁の長さ約11.2ｍに対し、四角形の部屋の壁のながさは約12.6ｍと、約1.4ｍ長くなりました。
三角形の部屋の壁長は、四角形の部屋に比べ、約1.8ｍも長くなってしまいました。

円の部屋の壁の長さが一番、短くて量は少なくなりますが、弧の壁は作るのが非常に難しい上、材料のロスもおおくなり、コストアップの為、一般的には採用されにくい形といえます。

一般的には比較的、金額を抑えることができる、正方形、長方形の部屋が多いようです。

壁の違いは金額に…

雨・風・夏の暑さ・冬の寒さから、家族を一生懸命に守ってくれる外壁、穏やかながら家族のプライバシーをかばい続ける内壁。それぞれの役目をはたしてくれている壁たち。
かれらにいくらのお金をかければいいのでしょうか？

下の絵は、一般的な在来工法の木造住宅の壁の簡単な断面図です。



ちょっと眺めただけでも、外壁の方が金額が高くなりそうですね。
暑さ、寒さと戦ってくれる外壁くんには、すこし高めのお金を払ってあげましょうよ。
すべての材料には、種類・グレードの違いがありますので、いちがいには言えないのですが、内壁より外壁のほうが２倍くらい高い金額になるのが、多いようにみえます。