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バランスよく行きましょう

「免震」「外断熱」「ソーラー発電」。どれも素晴らしい機能ですが、予算がある限りあれもこれも、は難しい話。
それに、全部つければ「素晴らしい家」になるかどうかは、別の話。
限られた予算の中で、家づくりを進めるとき、一番大切なのは「バランス」なのです。

費用対効果を考えよう

他の機能と比べて、「免震機能」や「外断熱」、「ソーラー発電」といった機能は、付いていないより付いている方が、優れた家になるのは明白です。

では、一体どれを取れば良いのか？
このとき、取捨選択の基準になるのが、費用対効果です。それだけのお金をかけて、どれだけの効果があるのかを考える。
これを元に取捨選択すれば、バランスの取れた家になるのではないでしょうか？

別の側面から見てみる

また、こんな見方もできます。
最新の免震・外断熱機能が付いた家、と特別な免震も外断熱機能も付いていないが、その地域で昔から家を建て続けている棟梁のつくる家。

一見、最新の免震・外断熱機能付きの家のほうが優れているかのように思えますが、一概にそうとは言えません。
最新の免震機能が縦揺れに強く、横揺れには弱かった場合、横揺れの地震がくれば、効果を発揮できません。

一方、棟梁の建てた家は、長年に渡って、その土地の気候風土を感じながら、どこに注意すればいいのかを熟知している人が建てた分、その土地に合った家なっているはずです。

もちろん、相手は自然なので、絶対に、とは言えませんが。

また、いくら機能や性能が高くても、施工技術が高くなければ意味がありません。
いかに丁寧にしっかりと工事するか、が重要なのです。

要するに、性能・機能だけを見るのではなく、自分にとっての要・不要、家づくりに携わる人とその姿勢など、色々な要素を見つめ、バランスよく選択していくことが大切なのです。

誤解のないよう付け加えておくと、最新の機能・性能があてにならない、というわけではありません。あくまで、例えば・・・・のお話ですよ。