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あなたとわたしは違います。十人十色の家づくり

初めての家づくり、ともなるとわからない事だらけ。身近に家を建てた友人・知人がいれば、その方の意見を聞いてみるのも良いことです。
でも、友人や知人の話が、そっくりそのまま自分の家にも当てはまるとは限りません。

信頼できる人の意見をしっかり聞いて　・・・　わたしの家はこうしよう！

確かに、家づくりの経験がある友人と、家づくりの経験が全くないあなたを比べたとき、友人の意見は参考にするべきだと思います。
「これがいいよ」「こんな便利な物があるよ」そんな話を聞いて、それを担当者に伝えるのもよいでしょう。特に細かな機能の情報や失敗談はとても重宝します。
ただ、友人の家にとって良かった機能や設備でも、敷地・間取り・デザインなど、いろいろな条件が異なるあなたの家にとっても良いものになるとは限りません。
担当者が「それはちょっと…」と言った時には、しっかり耳を傾けてみませんか。
あなたの友人は１棟建てた人。でも担当者は、それより多くの家づくりを経験しています。ベテラン営業担当者であれば、100棟建てた人もいます。
多くの家を建てた人が必ず正しいわけではありませんが、経験からしか得られないものもたくさんあります。
いい家づくりとは、「わたしの思う家はこれだ！」というものを見つけて行く作業ではないでしょうか。

これはわたしの家です！

最近は、金利や土地の値段なども落ち着いてきて、結婚と同時に家を建てたり、20代や30代といった若いうちに家を建てたりする方が増えています。
若いうちに家を建てると、それだけ自分の家で過ごせる時間が長くなります。
これはとっても良いことです。
若い人が家を建てる場合、多くは、両親が資金面で援助をしてくれています。これだけなら、ありがたいお話。しかし、両親はお金を出した分、口も出してしまいます。

先輩の声は大切。でも自分の意見もしっかり持って

家づくりは初めての経験。どうしたらいいかわからず、困ってしまう。
そんなとき、自分の育ってきた家を作った両親の意見に耳を傾けるのは良いことです。
両親の「こうした方がいいよ」「これはやめておいた方がいいよ」なんて口出しは、あなたのためを思えばこそ。
それが悪いわけではありません。問題は、その意見に惑わされてしまい、自分の意見がぼやけてしまうことなのです。

昔と今では家づくりの方法も違います

ご両親が家づくりをされたときと、今とでは家づくりの方法も随分変わってきています。
昔は、地元の大工さんに建ててもらうことが多く、家づくりの大ベテランである棟梁に全てを任せるのが一般的でした。
同じ地域であれば、習慣やしきたり、住まい方にさして大きな違いもなく、プロにお任せしておけば、住みよい家が出来上がりました。
しかし、ライフスタイルや生活サイクル、家族構成などが、各家庭によって全く異なる現代では、それぞれの家庭によって快適な住まいも変わってきています。
その分、工法もデザインも設備も色々なものがあり、たくさんの選択肢の中から選べるようになっています。
「こんな家にしたい」という自分の意見をふんだんに取り入れた家をつくることができるのです。
周りの人の意見に流されていては、納得のいく家はできません。

周りの人の意見は尊重しよう・・・そして

両親や親戚達の言う「私達のころはこうだった」「確かそうだったはず」という昔を思い出しての意見は、鵜呑みにしないこと。
本当にそうなのか、今も変わっていないのか、業者に確認したり、自分で調べたりするようにしましょう。

反対に、「今でもこうしておいて良かった」「今になって良いとわかった」という現時点での結論は、自分達の家づくりに採り入れて損はありません。

家づくりの先輩達の意見は、大変貴重なもの。
でも、建てるのはあなたの家です。
意見に流されず、自分達の思うように建ててくださいね。
友人・知人・親・親戚など信頼できる人の意見をしっかりと聞き、担当者と話し合いを重ね「わたしの家はこうしよう！」というものを見つけましょう。